続きです。
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アンプモデルを選択したとき、マスターボリューム(以下、MV)の設定へ移るようになります。
また、MVのないアンプの正しい設定は、MVが10となります。
このため、MVのないアンプモデルを選択したとき、MVは10(規定値)となっています。
もし、MVのないアンプで、よりMVのドライブを望む場合、
アドバンスドGUIページに、新たに設置された"MSTR VOL TRIM"パラメータで
MVを増減させることができます。
MVがないアンプのMVの初期値は、アンプにとって
だいたいのスイートスポットの値になっています。
この値は、パワーアンプがアンプのトーンとフィーリングに影響し始める値となります。
一般的に、MVを減少させると、アンプはブライトになり、コンプ感が少なくなります。
MVを増加させると、中音域が目立ちはじめ、コンプ感が多くなります。
いつものように、あなたの耳で探る必要があります。
微調整されたパワーアンプモデリングは、偶数次の倍音を若干増加させます。
これにより、大部分のアンプモデリングは、よりスイートな感じになります。
三極管のモデリングは、よりクリアで弦の分離感をもたらし、
歪からグレア(反射)を排除するように改善しました。
注:"Triode Hardness"パラメータは、これまでとは異なる動作となります。
アンプタイプが選択されたとき、適切な初期値になります。
既にあるプリセットは、呼び出された時に、自動的に調整されます。
改善されたパワーチューブモデリングは、よりパンチ力とポップさを与えます。
特に、パワーアンプ・ディストーションのトーンに影響を与えます。
これによりレスポンス、タッチ感度、PICK ATTACKも改善され、よりダイナミックになります。
アンプブロックの電源部のモデリングは、電源供給タイプをACに設定した場合、
AC整流と電源リップルの結果を、現在、モデル化しています。
電源供給タイプは、AC、DCから選択できます。
AC電源の周波数は、"AC Line Freq"で選択できます。
注:B+時定数の値が低く、Sagの値が高い場合、
電源供給タイプがACの時、実際のアンプの様に、
ゴーストノートが発生する可能性があります。
B+時定数が低い値の時、アンプの反応は早く感じますが、
低すぎるとゴーストノートが発生しやすくなります。
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その3へつづく。
(Ver.10のリリースノート長いっすわ~)
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